原産国：スロヴェニア
品種：レフォスク
赤ワインに使用されるレフォスクは、ローマ時代より前に、タジキスタンやウズベキスタンから伝わった品種。後にイタリアに伝播してレフォスコと呼ばれるようになりました。平均樹齢30年、果皮の色が濃く、酸が豊かです。とても甘いのですが、この品種は酸がしっかりとあるので、バランスが良いのが特徴です。
天然酵母を使用して、温度管理をせず(25〜30℃)、開放型の大樽で15日醸しています。4時間/日かい棒を使用して、手動でパンチングダウン(二酸化炭素によって液面に浮いてきた果帽を果汁に沈める作業)を行い、果皮の色と成分を果汁に抽出。その後、18ヶ月フレンチオーク＆スロヴェニアオークの古い小樽とステンレスタンクを併用して熟成させます。畑のテロワールとぶどう品種の個性を引き出すため、新樽は使用していません。樽の風味が全てをマスキングしてしまうためです。また、熟成期間中、樽から蒸発してワインは目減りしますが、その分を補酒(リザーブワインを使って補填)するのを控え、更に6ヶ月ステンレスタンクで熟成させます。自然沈殿で清澄するのを待ち、上澄みだけを移し替え。フィルターはかけていません。月光の元で2020年9月にボトリング。
