シェリーとは、

スペイン・アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラとその周辺地域で生産される酒精強化ワイン。ポート・ワイン(ポルトガル)、マデイラ・ワイン(ポルトガル)とともに、著名な酒精強化ワインのひとつである。原料は白ブドウのみが用いられ、蒸留酒やリキュールではなく、白ワインの一種である。

食中酒としては、ソーダやトニック割がオススメ。レブヒートを極めてみよう!

該当のカテゴリーがありません

辛口

フィノ

規定アルコール度数は15-18%。熟成期間は一般的には3-4年だが、5-6年熟成させたものもある。一般的に黄みがかった麦わら色と表現される。

マンサニージャ(マンサニーリャ)

製造方法はフィノと同じだが、サンルーカルで熟成されたものだけはマンサニージャと呼ばれる。規定アルコール度数は15-19%。3-10年程度の熟成期間が標準である。サンルーカルは内陸部のヘレスよりもグアダルキビール川の河口に近く、ワイナリーの温度や湿度が安定しているほか、イースト香や潮の香りがあるとされる。色合いはフィノよりも淡く、全体的に軽やかでデリケートであるとされる。

アモンティリャード

琥珀色で柔らかな辛口。フィノとオロロソの中間であるとされ、フィノの熟成タイプとも呼ばれる。規定アルコール度数は16-22%であり、熟成期間が長いほどアルコール度数も高い。

オロロソ

規定アルコール度数は17-22%。フロールなしで酸化熟成しているために色合いが濃く、ブランデーやアメリカンコーヒーに近い。香り豊かで味わいはまろやかであり、コクや力強さが感じられる。内陸部にあるヘレスは酸化熟成に向いているとされる。

パロ・コルタド

規定アルコール度数は17-22%[21]。「酸化熟成させたシェリーの中でもとくに微妙な個性を持つもの」はパロ・コルタドと呼ばれる。オロロソのコク、アモンティリャードの香りを持つとされるが、人工的に作ることはできない。

極甘口

ペドロ・ヒメネス

ペドロ・ヒメネス種単独で生産される。凝縮された甘さと濃い色合いが特徴であり、色合いはブレンドコーヒーやエスプレッソに近い。甘みと酸味のバランスが取れており、アルコール飲料を飲んでいる感じがしないとされる。規定アルコール度数は15-22%。

モスカテル

モスカテル種単独で生産される。ペドロ・ヒメネスよりも色合いが淡く、粘度は低めである。規定アルコール度数は15-22%。ボトルワインの生産量は少なく、酒造店で量り売りされたり、バルで提供されることが多い。

カテゴリーから探す

ロングバナーの説明文

カテゴリーから探す